2013年2月16日土曜日

レビュー:アードベッグ 9年 ~もうすぐ着く~

ARdbEG Almost There 9yo (アードベッグ9年熟成 オールモスト・ゼア)を飲んだ。83点。
「オールモスト・ゼア」つまり、「もうすぐ着く」。ボトルに書かれたなんとも詩的なタイトル。
どこに着くのか?アードベッグのオフィシャルボトルの中で一番若い「10年」に「もうすぐ着く」のだ。
アードベッグは1980年代に操業停止し、1997年に復活した蒸留所。復活を祝い、「アードベッグ10年への道」と題して、3つの詩的なボトルを発表した。

  • Very Young(とても若い)6年
  • Still Young(まだ若い)8年
  • Almost There(もうすぐ着く)9年

今回のボトルはアードベッグが復活してから10年を迎えようというまさにその直前の9年もの。
つくり手としては「約束の10年」にたどり着く、そこにあともう少しだ、という思いはいかほどだったであろうか。楽ではない道のりを1年1年積み重ねてきた。まだ10年ではない、まだ喜んではいけない、しかし気がつけば「もうすぐ着く」じゃないか。
ちなみに、2013年の今となっては、このシリーズはかなり希少。


【評価】
煙たさの奥の奥に柑橘のハーモニー。ピリッとした刺激の奥ゆかしい世界。古い木の廊下。バターの深み。
口に含めば、軟水のまろやかさのあとにすぐ刺激。オイルサーディンのオイル、ドライフラワー。
樽のうまみは充分に横たわっているウィスキー。主張の強さ、それから熟成のうまみ、この両方の要素を同時に味わう。調和しきっていない面白さがある。まさにオールモスト・ゼア。

【Kawasaki Point】
83point
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄:ARdbEG Almost There 9yo (アードベッグ9年熟成 オールモスト・ゼア)
地域:Islay アイラ
樽:Oak, Bourbon, オーク、バーボン
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル


歴史ある蒸留所だが操業停止しており、
1997年に復活した

ピリッとした刺激の奥ゆかしい世界

調和しきっていない面白さがある

オールモスト・ゼア、「もうすぐ着くから」と。


イギリスはアイラ島、南東に位置するアードベッグ蒸留所を地図で確かめてみて。

大きな地図で見る


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