レビュー:ラフロイグ1984 12年 ケイデンヘッド 詩人の書きかけの・・

WILLIAM CADENHEADのLaphroaig 12yo(ウィリアム・ケイデンヘッドのラフロイグ 12年熟成)を飲んだ。89点。
ケイデンヘッドは老舗のボトラー。この緑の瓶は美しい。

ウィリアム・ケイデンヘッドのラフロイグ 12年熟成

【評価】
グラスを傾け、鼻を近づければ、石畳の階段を降りて、草むらの庭にたどり着く。赤い実をつけた木の横に立って、子供達のサッカーを眺めている。煤(すす)けた石の壁、焚き木のあと。
口に含めば、円熟味を増したピアニストによるモーツァルトのような、膨らみのある甘さと、主張のバランスよ。強烈な光を放つ瞬間に出会う。
詩人の書きかけのノートブックをめくっているような、満足を得つつ、続きが気になる、そんなウィスキー。ストーリーのある煙。

【Kawasaki Point】
89point
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄: Laphroaig 12yo(ラフロイグ 12年熟成)
地域:Islay (アイラ)
樽: Bourbon, Oak  バーボン、オーク
ボトル:WILLIAM CADENHEAD, ウィリアム・ケイデンヘッド

石畳の階段を降りて、草むらの庭にたどり着く

煤けた石の壁、焚き木のあと

シングルカスクの魅力について

1984-1996 12年熟成

満足を得つつ、続きが気になる、そんなウィスキー

ラフロイグ蒸留所の位置を地図で確かめてみて。Laphroaigは「広い湾の側にある美しい窪地」という意味。

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