レビュー:アップルブランデー リタ 30年熟成 だが骨格のしっかりとした・・・

APPLE BRANDY RITA 30yo(アップルブランデー リタ 30年熟成)を飲んだ。86点。
ニッカ80周年の記念ボトルのひとつ。
ジャパニーズ・ウィスキーの父、竹鶴政孝が夢を追いかけ、北海道は余市に蒸溜所をつくったとき、しばらくは売るものがなかった。ウィスキーの熟成には数年単位の時間が必要だからだ。その時には、余市の特産品であるリンゴを絞ってジュースを売っていたようだ。株式会社ニッカの原点は、「大日本果汁」、略して「日果(ニッカ)」である。
だから、ニッカのリリースする「アップル」ブランデーにはそれなりの思いが込められていることだろう。また、竹鶴政孝の最愛の人、妻リタの名前を冠しているブランデーでもある。
さて、その香味やいかに。

アップルブランデー“リタ” 
こんな商品がリリースされるなど“あの頃”には想像もできなかったのでは

【評価】
グラスから立ち上るその香りは、落ち着きしっとりとしたリンゴ水。焼き林檎の皮。使い込まれた樽。シナモン、少しスパイシー。コショウ。
口に含めば、滑らかだが、焼いたリンゴの蜜が、オーブンの重厚さを連想させる。
柔らかく豊かでしっとり、だが骨格のしっかりとしたブランデー。

【Kawasaki Point】
86point

【基本データ】
銘柄:APPLE BRANDY RITA 30yo(アップルブランデー リタ 30年熟成)
地域:Japanese, 日本
樽:Oak, オーク
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャル

RITA

リンゴはニッカの創業物語を支えている

リタ30年熟成

焼き林檎の皮。使い込まれた樽。シナモン、少しスパイシー。

柔らかく豊かでしっとり、だが骨格のしっかりとしたブランデー






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