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レビュー:バルブレア 2005 9年 SMWS 70.9 ピオーネの皮を手で・・・

Scotch Malt Wisky SocietyのBalblair 2005 9yo(スコッチ・モルト・ウィスキー・ソサエティのバルブレア 2005 9年熟成)を飲んだ。83点。

ウィスキーが好きな人ならいつか出会う名前「ソサエティ」。どの蒸留所の原種も、すべておなじ濃緑のボトルにいれて、同じデザインのラベルで販売しているという変わった愛好家団体。そのスタイルはまるで「中身で判断してください」と言っているかのようだ。

さて、今回のバルブレアは、スコットランドの北の方、のどかな風景で知られる蒸留所だ。
どんな香りがするのだろう?

バルブレア 2005 9年熟成 SMWS 70.9

【評価】
グラスを手に持ち、鼻に近づける。細くてスウィートな線がたちのぼる。ピオーネの皮を手でむいて食べよう。その枝をもってしげしげと眺める。
口に含む。ゆったりとふかふかしたオットマンに腰かけ、午後のお茶会。ぶどうとクッキー。レースのテーブルクロス。
本を手に持ったまま、いつの間にか眠ってしまった。

【Kawasaki Point】
83point

【基本データ】
銘柄:Balblair 2005 9yo(バルブレア 2005 9年熟成)
地域:Highland, ハイランド
樽: Bourbon barrel (バーボン樽)
ボトル:Scotch Malt Wisky Society スコッチ・モルト・ウィスキー・ソサエティ

ウィスキーはチェイサーとともに

世界で231本のボトリング

9年の短熟

短熟ということもあり、非常に若々しいカラーリング

ピオーネの皮を手でむいて

ぶどうとクッキー。レースのテーブルクロス。




レビュー:バルブレア1989 まるで草原に吹く風を・・・

BALBLAIR 1989 24yo(バルブレア 1989 24年熟成)を飲んだ。93点。
バルブレアといえば、ブレンデッドウィスキーの「バランタイン」の原酒としても有名で、シングルモルトとしてはあまり馴染みがないかもしれない。最近では『天使の分け前』という映画のメインロケ地として注目された。
ところで、近ごろのバルブレアのオフィシャルボトルは箱のデザインのインテリア性の高さも注目に値すると思う(参照:オフィシャルページ)

さて、このウィスキーの香味やいかに。

バルブレア1989
パッケージとボトルデザインはシリーズ化されている

【評価】
グラスに鼻を近づければ、木のふしあなから覗く草原。樹齢の若い木。ただしそのシグネチャー(特徴のある形)はすでにはっきりとしている。夏のコテージ。
口に含めば、夏草。さわやかさと、くつろぎ。まるで草原に吹く風を両手を広げて感じているかのような。ほんのわずかなイチゴ。
牧歌的でありながら上品。幸せに包まれて生まれてきた子羊を見つめるあたたかな周囲の目のような。

【Kawasaki Point】
93point

【基本データ】
銘柄:BALBLAIR 1989 24yo(バルブレア 1989 24年熟成)
地域:Highlanda, ハイランド
樽:Oak, Bourbon,  オーク、バーボン
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル

近ごろはパッケージデザインの美しいボトルが増えている

"B"


1989蒸留 2013瓶詰め


バルブレア蒸溜所の位置を地図で確かめてみて。



レビュー:バルブレア 16年熟成 確かな違い

BALBLAIR 16yo(バルブレア 16年熟成)を飲んだ。86点。
バルブレアといえば、バランタインの魔法の7柱のひとつ(※ブレンデッドウィスキーの「バランタイン」を構成する主要な原酒のひとつ)。
また、映画『天使の分け前』にもメインの舞台として登場する蒸留所だ。

バランタインの魔法の7柱のひとつ。バルブレア。


【評価】
グラスに鼻を近づければ、のどかな午後のピクニック、パンジー、土とハチミツ、マスクメロンのジューシーさ、木の温もり、よく風の吹く丘の上の林が見え、林の中を流れる川、川ゴケ、それから煙たさも上がってくる。
口に含めば、乾いた木の皮のチップ、川砂利、ホワイトペッパー。
一見すると穏やかで静かなため、見過ごしてしまいそうだが、しかし何かがこのウィスキーをより深く味わうように仕向け、確かな違いを感じるウィスキー。

【Kawasaki Point】
86point
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄:BALBLAIR 16yo(バルブレア 16年熟成)
地域:Highland, ハイランド
樽:Oak, オーク
ボトル:Distillery Bottle, オフィシャルボトル


よく風の吹く丘の上の林が見え・・・

口に含めば、乾いた木の皮のチップ、川砂利、ホワイトペッパー。

確かな違いを感じるウィスキー

『天使の分け前』の舞台ともなったバルブレア蒸留所の位置を地図で確かめてみて。

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レビュー:ダグラスレイン バルブレア17年 香りの素晴らしさは・・

Douglas Laing Old Malt Cask BALBLAIR 17yo (ダグラスレイン社 オールド・モルト・カスク シリーズ バルブレア 17年熟成)を飲んだ。66点。
スコッチ・ウィスキー映画『天使の分け前』にも登場するというので、バルブレアを飲んでみた。ダグラスレイン社というボトラーの17年。(ボトラーズボトルとは何かはこの記事に詳しい

バルブレア17年 ダグラスレイン社

【評価】
グラスに鼻を近づければ、麦の酸味があるのに爽やかな木の落ち着き。若い木の木材。麦の甘みと主張。不思議なまとまり。すっぱすぎない。
口に含めば、アルコールの熱さと木のえぐみ、麦の酸味。スッと引いていくが、それだけで終わる。えぐみが後味。
香りの素晴らしさは特筆に値するウィスキー。

【Kawasaki Point】
66point
※この点数の意味は?

【基本データ】
銘柄:Douglas Laing Old Malt Cask BALBLAIR 17yo (ダグラスレイン社 オールド・モルト・カスク シリーズ バルブレア 17年熟成)
地域:Highlanda, ハイランド
樽:Oak, Sherry,  オーク、シェリー
ボトル:Douglas Laing, ダグラスレイン社

麦の酸味があるのに爽やかな木の落ち着き

シェリー樽の割りに明るい色
香りは特筆に価する


スコットランドでもかなり古い蒸留所のひとつと言われるバルブレア蒸留所の位置を地図で確かめてみて。

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